昼と夜の時間が等しくなる春分の日も過ぎ、桜の開花ニュースも聞こえてきました。いよいよ春の到来です。 春は始まりの季節。寒さに閉ざされた大地が再び潤い、植物が芽吹き花を咲かせ、動物も動き始めます。 中でも山でいち早く花を咲かせるヤマザクラやコブシは、田植えの時期を知らせる神聖な花。花は田の神様が木に降りてきた合図なのです。 農作業の始まりを喜び祝ってきたご先祖さまから遺伝子なのでしょうか。私たちも桜の花を見ると心が浮き立ちます。 卒業や進学、就職や転勤など大きな節目を迎えるこの季節、新たなスタートを祝って、ごちそう寿司をいただきましょう。
三寒四温の言葉通り、時折間の戻りがありつつも春が一歩一歩近づいてきました。そろそろ分厚いコートを片付けたくなりますね。 田畑でもボチボチと春の準備が始まっています。早いところでは田起こしが行われていて、新たなシーズンのスタートに、わくわくと心が躍ります。
草木が芽吹き冬ごもりの虫も目覚める弥生「二十四節気七十二候」3月の暦
暮らしの中で季節を感じる指標「二十四節気七十二候」。古代中国で考え出されて日本に取り入れられて、米作りをはじめとする農業の目安にもなり、日本人の暮らしに欠かせないものに。そして長い年月を経て、日本の気候風土に馴染んできました。「二十四節気七十二候」を知って、季節の移ろいを感じ取り、心豊かな暮らしを送りましょう。
【ごはん歳時記 3月】 お彼岸は「おはぎ」?それとも「ぼたもち」?
お彼岸が近づくと、春がやって来た感じがしますね。 お墓参りして、お花をお供えして、ご先祖様に手を合わせる。 さて、そのあとは「おはぎ」ですか?「ぼたもち」ですか? 諸説あるようです。
【ごはん歳時記 3月】ひな祭りとお米の、切っても切れない関係
ひな祭りには欠かせないメニューがいっぱいありますね。 「ちらし寿司」「ひし餅」「雛あられ」「白酒」、これみんな素材は「お米」。 お米の国ニッポンのお祭りとお米の、切っても切れない深い縁です。
最近は、デパ地下などで色とりどりのお花見弁当がまさに花盛りですが、定番はやっぱり「おにぎり」。今回は、老若男女、誰もが大好きなおにぎりのお話です。実は日本でお花見が定着したのは、「弁当」が大昔から日本文化にあったからだそうです。お花見の起源は奈良時代といわれ、桜天井の宴席が古くから沢山の人に親しまれてきました。