春の光に誘われて外出したくなる頃。春分までの2週間は冬ごもりしていた虫が地上に姿を表す「啓蟄」とされています。ホトケノザやオオイヌノフグリなど、春先の野の花も畦道に咲き始めます。
万物すべてが春に訪れるこの季節、いただきたいのが芽吹きや花が咲く力。菜の花やブロッコリー、芽キャベツ、アスパラガスなど、春を迎えて全開となる野菜のパワーをいただきましょう。
そこで挑戦したいのが、最近話題のブロッコリー丸ごと炊き込みごはん。ブロッコリーは太い茎を落として、花芽部分をバラさず丸ごとお米と一緒に炊き込みます。

撮影「Takashi Maki」
水加減は白米のみを炊くときと同じでOK。コンソメスープの素ひと片とバターをひと片プラスして、あとはいつも通り炊くだけ。

撮影「Takashi Maki」
炊き上がったらブロッコリーをホロホロに崩しながらご飯と混ぜ合わせればできあがり。好みで、食べる直前に追いバターやオリーブオイルをたらしたり、チーズを加えても。

撮影「Takashi Maki」
好きが高じて食をテーマに20余年、食べては書く日々を送るライター・エディター。