【第175回】問題:お米の栄養素

お米には五大栄養素と呼ばれる、たんぱく質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルが含まれており、さらに食物繊維も含まれてます。小さな粒ですが、日本人の命を長い間、支えてきただけあって栄養素が豊富に含まれているのですね。
もちろん白米や玄米による違いはありますが、それでも単に美味しいだけの食物でないことがよく分かります。
問題
さてここで問題です。
実はこういった栄養素が多ければ多いほど美味しい!というわけでは無く、特に上記に掲げた栄養素のうち、収穫段階でその値が大きいとたちまち味に悪影響を及ぼす栄養素があります。その栄養素とはどれでしょうか?次のア~エから選び、記号でお答えください。
ア.たんぱく質
イ.脂質
ウ.糖質
エ.食物繊維
■正解
答えは、ページをスクロールしてくださいね!
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アの「たんぱく質」でした!
お米粒におけるたんぱく質の含量は、通常は6.8%ですが、この数値が8%近くになると食味が硬めになりあまり良くないとされています。逆にこの値が6.5以下くらいですと良食味米と言われています。例えば北海道のゆめぴりかは、たんぱく質の含量がが7.9%以下でないと「ゆめぴりか」として出荷できない…というルールがあるくらいです。
なお世の中には「低たんぱく米」というものがあります。これは腎臓病を患った方があまりたんぱく質を摂取しないように…ということで開発された品種です。たんぱくの値自体は普通のお米から極端に低いことは無いのですが、身体に吸収されやすいたんぱく質の値が低いため、そのように言われています
お米ファンの更なる増大に向け、今日もせっせと精米・配達・情報発信に務めてます。モットーは「楽しくなければお米ではない!」