【第174回】問題:稲の乾燥方法

今回のお米クイズは…「稲の乾燥方法」についてです。
稲は農産物のため、収穫したときにはまだ瑞々しい状態です。 しかし…そのままでは保存が効かず流通において支障をきたしますので、乾燥させるのです。
今は機械で乾燥させますが、昔は「自然乾燥」が主流でした。
東北地方の一部では、稲を乾燥させるために、田んぼに杭を打ち、その棒に絡ませるようにして稲束を重ねて積み上げていきます。
問題
この形を「◯◯◯」と言いますが、ここで問題です。
この「◯◯◯」に当てはまる固有名詞を次のア~エから選び、記号でお答えください。
ア.ほんにょ
イ.島立て
ウ.ハデ掛け
エ.はざかけ
■正解
答えは、ページをスクロールしてくださいね!
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アの「ほんにょ」でした!
おもに東北地方で見られる形です。漢字で書くと「穂仁王」と書きます。 はたから見ると稲穂が仁王立ちしているように見えることからその名がつけられました(諸説あり)。
イは刈り取った稲束をねじらせ、根本を広げて田んぼに立てて乾燥させる形です。稲だけではなく蕎麦などでも使われる乾燥方法です。
ウ、エは「ハデ」「はぜ」と呼ばれる木を組み合わせて出来た干し台に、刈り取った稲束を掛けて乾燥方法ですね。呼び名は地方によってまちまちですが、仕組みとしてはだいたい同じです。
自然乾燥で仕立てられたお米はじっくり、ゆっくりと乾燥させるので、米粒に余分なストレスがかかりません。そのため一般的には機械乾燥より美味しいとされています。
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