【皐月の開運ごはん】小満の食養生 初鰹の手こね寿司

【皐月の開運ごはん】小満の食養生 初鰹の手こね寿司

5月21日は二十四節気の小満。季節は夏へと向かい、気温も一気に駆け上がります。田植えされた苗は日を追うごとにグングンと伸びて、水田はみるみるうちに瑞々しい緑色に。山の緑も勢いを増し、鳥はさかんに囀り、虫も空を飛び交い、すべての生きものが生命力を謳歌しています。


すべての動植物に生きる力が満ちる頃、私たち人間も1年でもっともエネルギーを必要とします。この時期に食べたいのが、黒潮に乗って太平洋を北上する初鰹。「目に青葉 山ほととぎす 初鰹」と詠まれ、江戸っ子が女房を質に入れてでも食べたいと熱愛した初鰹は、赤身でさっぱりした味わいが特徴です。
しかしタンパク質や鉄分、ビタミンB群やビタミンDが豊富でDHAやEPAを含みます。代謝を促し疲労回復や貧血予防に良いとされ、薬膳の世界でも気血や精を補うとされる、今の時期にぴったりな食べ物なのです。

そこでおすすめしたいのが手こね寿司。伊勢志摩の郷土料理で、漁師が漁の合間に食べていた食事がルーツ。とれたての鰹を漬けにして寿司飯に混ぜ込んでいただきます。大葉や生姜、ネギや炒りゴマなどの薬味たっぷりでどうぞ! 漬け鰹の旨味と寿司飯の爽やかな酸味、鼻に抜ける薬味の香りで食が進むこと間違いなし!
具材と寿司飯をざっくり混ぜるだけと簡単なのに、見た目華やかで御馳走感も満点。休日に親子で一緒に作ってみてはいかがでしょう。

この頃から暑さに負けない体づくりをしておくと、7月8月に夏バテを防ぐことができます。食欲がないからと言って食事を抜かずに、朝からしっかり食事を取ること。急に暑くなったからといって、むやみに冷たいものばかり飲まないこと。常温かあたたかい飲み物でしっかり水分補給をして、本格的な夏の到来に備えましょう。

この記事のライター

好きが高じて食をテーマに20余年、食べては書く日々を送るライター・エディター。

関連する投稿


【長月九月の開運ごはん】秋分の食養生 秋味ときのこのごはん

【長月九月の開運ごはん】秋分の食養生 秋味ときのこのごはん

台風が残暑をさらっていき、季節はさらに進んでいきます。天候が今ひとつ定まらず、晴れたり荒れたり長雨になったり…。気圧が不安定なことから頭痛などの体調不良に陥ることも少なくありません。 こんな時は、旬の食材をとって体を内側から整えましょう。


【長月九月の開運ごはん】重陽の節句の菊花粥

【長月九月の開運ごはん】重陽の節句の菊花粥

晴れた日中こそ暑いものの、いつしか蝉の声も遠のいて、朝夕が過ごしやすくなってきました。暦の上では立秋を過ぎて季節はもう秋。早いところでは稲穂が色づき始めています。


【葉月八月の開運ご飯】処暑の食養生 夏野菜のカレー

【葉月八月の開運ご飯】処暑の食養生 夏野菜のカレー

お盆も過ぎて、暑さも峠を越したような…。日中は相変わらずの暑さですが、早朝や日が暮れてからは秋の気配が感じられ、少しだけ凌ぎやすくなります。空は高く、雲は絹や鰯を思わせる繊細で優しい形に。草むらでは虫の音も聞こえ、季節は秋へと歩みを進めます。 こんな時は、どうしても体調を崩しがち。いち早く夏の疲れを解消して、実りの秋に向かって運をつかむべく、心身を整えましょう。


【葉月八月の開運ご飯】八朔の尾花粥・黒ごま粥

【葉月八月の開運ご飯】八朔の尾花粥・黒ごま粥

今年も猛暑の季節となりました。特に今年の夏は”危険”と言っていいほどの暑さが続いています。気温が上昇する日中は特にご用心。できることなら外出を控えて、室内でもエアコンを忘れずに。そして暑さに負けない食養生を。旬の食べ物から力をもらって難を乗り切りましょう。


【文月七月の開運ごはん】夏土用丑の日 うのつくごはん

【文月七月の開運ごはん】夏土用丑の日 うのつくごはん

七月も終わりに近づき、例年ならば梅雨も明ける頃。気温が一気に上昇し、熱中症の危険が高まるシーズンでもあります。難避け厄除けに「う」のつく食べ物をとって、健やかな体と心で運を開いていきましょう。


最新の投稿


環境・生産者・地域・消費者全方ヨシのSDGs的お米が登場!

環境・生産者・地域・消費者全方ヨシのSDGs的お米が登場!

「お米の一貫メーカー」として知られるミツハシライスが、今年9月サステナブルに特化させた「とれたて米」というお米をリリース。その取り組みに迫ります。


【お米クイズ】第157回:お米の在庫

【お米クイズ】第157回:お米の在庫

「これは知ってほしい!」五ツ星お米マイスター・小池 理雄が、皆さんへお米のトリビアを毎回楽しくお届けする「お米クイズ」。 第157回はお米の在庫についてです。


ごみ拾い用具にも環境配慮!お米から作ったごみ袋、全国各地で使用開始

ごみ拾い用具にも環境配慮!お米から作ったごみ袋、全国各地で使用開始

各地の街や海でごみ拾い活動を行う認定NPO法人グリーンバードは、お米由来の国産バイオマスプラスチック「ライスレジン®」の開発や製造を手掛ける、株式会社バイオマスレジンホールディングスと協働し、ごみ拾いの際に使用するごみ袋を、プラスチック製からライスレジン製へ9月の活動より順次切り替えを行っています。


お米ではなく「米袋」のSDGs的取り組み。米袋を再利用しバッグや文具に製品化!

お米ではなく「米袋」のSDGs的取り組み。米袋を再利用しバッグや文具に製品化!

廃棄米の再利用などの取り組みや、米生産・流通メーカーによるSDGs的な実践が増えています。そんな中で、日本屈指の米どころ・新潟県南魚沼市では、お米ではなく「米袋」の再利用に特化した取り組みを行う団体「m.u.k Lab(南魚沼米袋研究所)」があります。今回はこちらに参加しているNPO法人にお話を伺いました。


【長月九月の開運ごはん】秋分の食養生 秋味ときのこのごはん

【長月九月の開運ごはん】秋分の食養生 秋味ときのこのごはん

台風が残暑をさらっていき、季節はさらに進んでいきます。天候が今ひとつ定まらず、晴れたり荒れたり長雨になったり…。気圧が不安定なことから頭痛などの体調不良に陥ることも少なくありません。 こんな時は、旬の食材をとって体を内側から整えましょう。


アクセスランキング


>>総合人気ランキング