【ごはん歳時記 6月】梅雨から連想する食材は何?

【ごはん歳時記 6月】梅雨から連想する食材は何?

じめじめした梅雨の季節がやってきました。イヤですねえ。梅雨から食べ物を連想すると何に繋がりますか?梅雨→梅→梅干しでしょうか?この梅干し、梅雨時には欠かせない食材、かもしれません。


ごはん歳時記

日本は四季の国。
春夏秋冬の移ろいが、暮らしに、風習に、食べ物に、
四季折々の彩りを添えてきました。
食いしん坊の人にとっては
暮らしの中で一番ビビッドに感じられる四季は
旬の食べ物かもしれませんね。
四季と食べ物を巡るエピソードで
人とごはんのつながりを辿る「ごはん歳時記」
さて今月は「梅干し」です。

どうして「梅雨」になったのか?

「梅+雨」という漢字の組み合わせが、雨の多いこの季節を指すようになったのはどうしてなんでしょう?

長雨のこの季節を「梅雨」と呼ぶようになったのは日本では江戸時代からと言われています。
ジメジメして食べ物などがカビやすいので「黴菌」の「黴」と「雨」を組み合わせて「黴雨」=「ばいう」、このままじゃいかにもカビっぽいので、「梅」の字を当てて「梅雨」にしたという説もあります。
お隣の中国にも「梅雨」=「メイユー」という言葉があり、これは「梅の実がなるころに続く」を指すそうですから、やはり「梅の実」からの連想で「梅雨」になったというのが、もっともらしい語源という気がします。

「梅干し」はいつごろから食べられていたのだろう?

さて、梅雨時が収穫時期の梅の実。
梅の実を食材として利用した最もポピュラーな食べ物としては、思わず顔をしかめるような酸っぱさが魅力でもある「梅干し」でしょう。平安時代には天皇が梅干しと昆布茶をお薬代わりに食べたという言い伝えもありますが、実際の梅干しが漬けはじめられたのは室町時代ではないかと言われています。
梅干しは700年近い歴史を誇る日本の国民的食材と言えるでしょう。

兵糧としても珍重された古来の健康食品「梅干し」

梅干しの酸っぱさの素はクエン酸。
クエン酸には疲労回復の効果が認められています。筋肉の中に溜まって疲れの原因となる乳酸を分解してくれるのです。さらに血液中の乳酸にも働きかけてくれるので、動脈硬化やリュウマチ、冷え性の予防にも効果が期待できるそうです。
梅干しって、優れた健康食品だったんですね。ですから戦国時代には兵士に支給される「兵糧」として梅干しが重宝されたそうですよ。「一粒で疲労回復」の携行食だったんです。

理にかなった「日の丸弁当」

梅干しといえば、すぐ思い浮かべるのは「日の丸弁当」。
白いごはんに紅一点の梅干しはビジュアル的にもきれいです。しかも梅干しの酸っぱさの源泉、クエン酸は実は細菌の繁殖を防ぐ効果も持っているのです。ジメジメしたこの季節、ごはんやおかずのそばに梅干しを添えておくと食べ物が腐るのを遅らせる効果も期待できます。まさに梅雨時の防腐対策にもってこいの食材です。

梅雨時だから「梅干し+ごはん」がいい。

蒸し暑さで食欲が落ちた時には、唾液の分泌を活発にしてくれる酸っぱい「梅干し+ごはん」を再発見してみませんか?
唾液の分泌が高まると、内臓機能が高まり消化・吸収力も強くなります。白いごはんに梅干しをトッピングしてみたり、おにぎりの真ん中に梅干しを入れてみたり。ニッポンの誇る伝統食材「梅干し」パワーでジメジメ梅雨を乗り切りましょう。

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