お米の買い方・保存法

お米の買い方・保存法

四季を通しておいしいごはんを食べられる工夫、お教えしましょう。 秋の「新米」は、お米が新鮮なのでおいしいごはんが炊けます。 でも新米がない季節はどうしましょう?買う時にパッケージの裏を見て、 お米の種類や鮮度をチェック。買ったあとは、保管の仕方に一工夫。 これで1年じゅう、おいしいごはんが食べられますよ。


「お米は生鮮食品」と覚えてください。

新米がおいしいのには、訳がある。

お米の収穫時期である夏から秋にかけて、店頭では「新米」の文字が食欲をそそります。その年に収穫されたばかりの新米は、炊くと柔らかくて粘りのあるごはんになります。新米は細胞壁が柔らかいので水分を吸いやすく、でんぷんの粘り気も出やすいからです。
さらに米つぶに含まれる脂肪分がまだ分解されていないのでごはん粒の表面にも光沢があり、たんぱく質やアミノ酸から出る「おいししそうなごはんのかおり」もより強く感じられます。みずみずしくふっくらした新米のごはんは、とれたてのお米の鮮度が100%活かされているからおいしいのです。

うまく保存すれば、おいしさも保てる。

玄米は米つぶからモミ殻を取っただけですから比較的保存性が高いのですが、食べるために玄米を精白した瞬間からお米の鮮度はどんどん失われていきます。
鮮度が落ちると、米つぶに含まれる脂肪の酸化が進んで古米臭さが出たり、ビタミン類が減って味が落ちたり、たんぱく質が変化してごはんが硬くなるなど悪影響が出てきます。古くなったお米は、米つぶの表面が粉をふいたようになってきます。鮮度を見分ける目安にしてください。
できるだけ長く新米のようなおいしいごはんをいただくには、お米を保存する環境に気を配ることが大事です。

お米の鮮度を保つコツ

1. 米びつなどの容器を清潔に保つ。
容器は定期的に拭いて、乾燥させましょう。特に計量米びつの中はヌカが溜まりやすいので要注意。

2. 高温・多湿な場所には置かない。
米びつは日の当たらない風通しのいい場所に。台所は高温・多湿になることもあります。冷蔵庫やコンロのそばは避けましょう。

3. 密閉容器に頼りすぎは禁物。
お米は呼吸していますから、密閉容器の中でむれる場合もあります。 
保管場所や温度に気をつけましょう。

夏場は買いだめせずに、少量保存を。

収穫してから時間が経っている翌年の4~5月以降になると、白米をおいしく食べられる期間は精白してから1か月程度と考えておいた方がいいでしょう。梅雨や夏を迎えると、さらに湿度や温度が高くなるので、もっと短くなります。
ですから、暑い時期になったら一度に買うお米の量を少なくしたり、小分けして冷蔵庫で保管したりして、できるだけ鮮度を保つようにするのが大事。冷蔵庫の中は乾燥しますから、密閉容器やペットボトルに入れて保存しましょう。せっかくのおいしい日本のお米ですから、ちょっとした工夫で長くおいしく食べましょう。

パッケージの裏側も要チェックです。

スーパーやお米屋さんでお米を買うときには、つい銘柄やパッケージに目が行きがちですが、米袋の裏側にある食品表示も要チェックです。「名称」「原料玄米」「内容量」「精米年月日」「販売者」の5項目を表示することがJAS法で義務付けられています。
同じ銘柄米でも産地や品種・収穫年まで同じである「単一原料米」なのか、異なる産地や品種のお米が含まれる「ブレンド米」なのかも「原料玄米」の項目を見ればわかります。

食品表示、4つの見方

1. 単一の銘柄で証明を受けている場合

単一の銘柄で証明を受けている場合は、
●産地・品種・産年が表記されています。
●産地は都道府県名や市町村名その他一般に知られている地名が書かれます。
 (外国産の場合は原産国名など)

2. 証明を受けたブレンド米の場合


証明を受けたブレンド米の場合は、
●原料米のうち50%を超す銘柄は産地・品種名と「ブレンド」の文字が表記されます。
(例-図1:○○県産△△にしき ブレンド)
●原料米の割合が50%以下の場合には、産地・品種名と使用割合を表示します。
(例-図2:□□県産××コシヒカリ 30%)

3. 国産のブレンド米の場合(「証明を受けたブレンド米の場合」以外)


国産のブレンド米の場合(「証明を受けたブレンド米の場合」以外)は、
●複数原料米と表記されます。
●国内産と表記したうえで使用割合と産年の割合も記載されています。

4. 外国産米も含むブレンド米の場合


外国産米も含むブレンド米の場合は、
●国内産・外国産(原産国別)それぞれの原料米の産地・品種・産年・使用割合が表記できます。
●一部の表記が省略される場合もあります。
●未検査米は産地・品種・産年は表記されません。

鮮度のいいおいしいお米を買うなら「精米年月日」にご注目。精米してから日数が経ってないものの方が、鮮度が高くておいしいはずです。もっと鮮度にこだわるなら、最近は家庭用の精米機も手ごろな価格になっていますので、玄米で買い込んで食べる分だけ精白するという手もありますよ。

毎日口にするお米のことですから、少しでも鮮度が高くおいしいものを選びたいのが消費者のニーズ。食品の消費期限や賞味期限をチェックするのと同じように、お米の品質もパッケージの裏側できちんと確かめましょう。

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