カラフルフードが流行している理由
今、女性の間で人気のカラフルスイーツ。使われている色数が多く、ひとつひとつの色が食べ物に見えないほど鮮やかなことが特徴です。
「インスタ映えする」のが流行の要因といわれている一方で、色の深層心理を刺激している(コントラストが強い鮮やかな色彩は、自己表現やパワーアップに潜在的につながっているらしい)ので、女性が自然と欲しくなるのでは?という説もあります。
そう考えると、カラフルな食品が女子に流行っているのもうなずけますね。
「カラフルでかわいいカップ寿司」!

このカラフル寿司の酢飯は、お米の一貫メーカー・ミツハシライスが提供しています。
担当者に商品開発で苦労した点を伺ってみたところ、
「もっとたくさんの色数を扱いたかったのですが、商品化にあたって色数を絞るのが大変でした。」とのこと。国産米のみでふっくら炊き上げ、着色は「クチナシ」を使用。味はやや甘めです。
味も見た目もかわいくて親しみやすいので、女性や子供が思わず手にとりそうな商品です。これからのシーズン、ハロウィンやクリスマスに向けてパーティごはんとしても楽しい盛り上げ役になりそうですね。
カラフルごはんケーキは、ちらし寿司、押し寿司?! 和と洋の融合
以前から、「ごはんケーキ」というジャンルが存在しています。
異なる色のごはんを層のように積みかさね、その上にアクセントとして錦糸たまごやいくらなどをトッピングして飾りつけするものです。まさに和の食材を、ケーキのように見立てています。昔であれば、押しずしやちらし寿司がその原型といえるでしょう。
カップ寿司はあたかも、カップケーキやパフェのように見えますね。今年のカラフルスイーツのブームにあわせて、カラフルごはんケーキがさらに増えるのではないでしょうか。
今回、gohan編集部ではカラー酢飯を使ってホームパーティ用のカラフルごはんケーキを作ってみました。
カラフルごはんのカラーの意味を考えてみた。
料理の色は、そもそも食材の色です。究極の料理人たちは、食の芸術への探求心から、まず色を選んで料理することも多いそうです。四季にあわせた食材や色から作られた料理を目で楽しみ、舌で味わう。それが贅沢な一品であることは間違いありません。ごはんは栄養をとったり、食欲を満たすためにだけに食べるものではないのですね。
芸術的な食は日常の食事とはちがうかもしれませんが、ここぞという時には、彩り豊かなこだわりのごはん —おめでたい日、うれしい日に食べる、まさに「ハレの日のごはん」— を目と口で楽しみたいものです。
そう考えると、カラフルごはんは「ハレの日」ごはんに近いのかもしれません。
ごはんに綺麗な色を混ぜ込むことで、味わうだけの料理から、色からも元気をもらう料理にパワーアップできます。カラフルごはんは、めでたいハレの日にさらに自分なりの意味づけをして遊びにできる料理。自分を励まし、料理からパワーをもらうカラフルごはん。まさに、心も体も特別な元気をもらうことができるごはんです。
今年のハロウィンに食べたい、カラフルごはん。
さて、ハロウィンは毎年10月31日。日本で年々盛り上がりをみせているこのお祭りにも、定番カラーがあります。そこでハロウィンでよく登場する3つの色の意味を調べてみました。
カラー | 意味 |
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オレンジ | かぼちゃの色という意味もありますが、本当は収穫の色からきているようです。 本来の意味としては「サービス精神」。 |
黒 | ハロウィンでいう黒は、「死と闇」。 色としてはクリエィティブカラ―。 |
紫 | 月明かりの夜空をさしているそうです。 色の意味としては、「上品、美的センス」。 |
1年に1度のハロウィンの日、仮装だけでなく料理こそ、この3つの色を使ってちょっと奇抜な想い出に残るカラフルごはんにチャレンジしてみませんか?
えっ、そんな奇抜な色の料理は食べられない、って?
gohan編集部でもそう思っていたのですが、試しにカラフル酢飯を使ってハロウィンカラーのカップ寿司を作ってみたら、とても楽しいパーティーメニューになりました。これからは、パーソナルカラーを食べて運気も上昇!なんておまじないも、ごはんでできるなあ、なんて感じています。
最初に自分に意味のある色を見つけてから、料理に活かしてみる。
これからは、そんな「色から入る料理」がもっと増えるかもしれませんね!