【卯月の開運ごはんI】春の訪れを寿ぐ、小さくて愛らしい手毬寿司

【卯月の開運ごはんI】春の訪れを寿ぐ、小さくて愛らしい手毬寿司

お花見はもともと、桜の木に宿る田の神に豊作を祈る行事が起源。待ちに待った春の訪れを祝う気持ちや、これからを実りあるものにしたいと願う気持ちは、今も昔も変わりありません。可憐な桜にぴったりの手毬寿司でお花見気分を堪能、新たな季節に向かう気持ちも盛り上げていきましょう。


日本人にとって桜の開花は、待ちに待った春を告げるもの。各地のお城や川土手、公園で咲き誇る桜の映像を見ていると、心がぱぁっと華やかに色づく気がします。開花は年を追うごとに早まっていますが、4月は満開から桜吹雪へと移りゆく美しさを満喫できる時期。今年は家族や親しい人と花の下をそぞろ歩いてはいかがでしょうか。

今、私たちが「花見」と称して愛でている桜の多くはソメイヨシノ。江戸時代末期から明治時代の初めに染井村で生み出された栽培品種です。ソメイヨシノは接ぎ木によって増える、いわばクローンですから花の色や咲く時期もほとんど同じ。一斉に咲きそろう様子が好まれ、日本各地で植樹されました。以来、私たちにとって身近な花となり、春の象徴となったわけです。

そもそも、花見は米作りをはじめとする農業と深く関わる行事でした。古来、日本では桜は山の神の降りてくる依代であり、桜に降り立った山の神は農事を加護する田の神となるとされてきました。
冬枯れの山に点々と白く灯りを点すように咲く山桜は、とても目を引くものだったのでしょう。花が咲くと村総出で野山に出かけて桜に酒やご馳走をお供えし、そのお下がりを一同でいただいて豊作を祈ったのだとか。

今年はコロナ禍の影響で今までのように花の下で宴会を開くことはできませんが、だからこそ神の宿る桜の花に世の平安を願いたいもの。花を愛でつつ歩いたら、手毬寿司のお弁当でひと休み。
ひと口サイズで手軽に食べられる手毬寿司は、かわいらしく華があってお花見にぴったり。作り方も実は簡単です。炊き立てごはんにすし酢を混ぜて冷ましたら、ひと口サイズ分の酢飯をスモークサーモンやハム、薄焼き卵などで包み、さらにラップで包んで丸めます。市販のシャリ玉を使えば、さらに簡単。
かわいい手毬寿司で、開運お花見を楽しみましょう。

この記事のライター

好きが高じて食をテーマに20余年、食べては書く日々を送るライター・エディター。

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