【第124回】問題:炊飯器具の違い

さて今回のクイズは、「電気炊飯器」と「土鍋やホーロー鍋」の違いについてです。
ご存知のように、日本では様々な家電メーカーが「いかに美味しくごはんを炊き上げるか」に血道を上げています。一方で土鍋やホーロー鍋といった調理器具を製造する昔ながらのメーカーも、美味しいごはんを食べる楽しみを広く提供できるように様々な炊飯専用の商品を開発しています。このようにいまやお米の品種も多様であり、調理器具も多様になってきているのです。
問題
さて「電気炊飯器」と「土鍋やホーロー鍋」の違いですが、何といっても炊飯における作業の「自動化」と「手作業」の違いがあります。
ではここで問題です。すべての工程で自動化されているようにみえる「家電炊飯器」でも、「手作業」で行なわねばならないものを次のア~エから選び、記号でお答えください。
ア.お米を洗う作業
イ.水を浸漬させる時間管理
ウ.むらし時間の時間管理
エ.炊き上がったのちのほぐし
■正解
答えは、ページをスクロールしてくださいね!
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
エの「炊き上がったのちのほぐし」でした!
エのほぐし作業の機能がついている炊飯器は、現在のところ見当たりません(一部、大型の業務用炊飯のラインでは見られますが、それでも一度釜から外に移す作業がありますので、そういった意味では炊飯器とは別の機械になります)。
アのお米を洗う作業は、一部の家庭用電気炊飯器では自動で行うものがあります。裏蓋に爪がついており、それがお米を攪拌する仕組みになっています。
イですが、最近は洗米したあとですぐに電気炊飯器のスイッチを押すものが多くありますが、押した後の炊飯時間にはお米の浸漬時間も組み込まれているのです。
ウですが、最近はむらし時間も含めて炊飯時間とする電気炊飯器が多いようです。このように直火での調理器具の場合は手作業で行う部分が多いですが、その分、各工程に独自の手間を加えることにより自分好みのごはんに仕上げることができるのです。
お米ファンの更なる増大に向け、今日もせっせと精米・配達・情報発信に務めてます。モットーは「楽しくなければお米ではない!」