【第108回】問題:用途をイメージしたお米

さて今回のクイズは、○○専用のお米(または、○○に向いているお米)についての問題です。
ご存知の通り、お米は普通に白米や玄米を炊飯して食べるだけではなく、様々な用途でも使われています。普段私たちが目にするお米、コシヒカリやひとめぼれといった品種は言わば「そのまま食べる用のお米」になります。
ではそれ以外の用途とは…例えばお餅を加工するために使用する「もち米」、お酒を造るために使用する「酒造好適米」、田んぼアートに使う「観賞用の稲」などです。
問題
さてここで問題です。最近は米粉で作られた「米粉麺」というものがありますが、この米粉麺に向いているお米といえばどれでしょうか?最も適しているものを次のア~エから選び、記号でお答えください。
ア.新潟県の「こがねもち」
イ.三重県の「結びの神」
ウ.高知県の「ヒエリ」
エ.北海道の「北瑞穂」
■正解
答えは、ページをスクロールしてくださいね!
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エの「北海道の「北瑞穂」」でした!
米粉麺に仕上げるには出来るだけお米が固いことが望ましいとされています。
でんぷんの構造のうち「アミロース」の値が高い「高アミロース米」は粘りが少なくぱさぱさしているため、加工品に向いています。
「北瑞穂」のアミロースの値は約30%あり、代表的な高アミロース米です。
なお通常のコシヒカリのアミロースの値が16%前後なので、ほぼ倍ということですね。
アはもち米、イは食べる用のお米、ウは香り米です。
お米ファンの更なる増大に向け、今日もせっせと精米・配達・情報発信に務めてます。モットーは「楽しくなければお米ではない!」