【ご馳走!おみそ汁レシピ第10回】実は親戚、ズッキーニとかぼちゃのおみそ汁

【ご馳走!おみそ汁レシピ第10回】実は親戚、ズッキーニとかぼちゃのおみそ汁

いよいよ暑さの本番がやってきました!夏バテで食欲が落ちている方も多いのではないでしょうか。でも、そんな時こそしっかり体力のつく食事が大切です。今回は美味しいごはんのお供、おみそ汁で夏の旬野菜「ズッキーニ&かぼちゃ」をたっぷりいただくアイデアをご紹介します。


「ごちそう!おみそ汁レシピ」第10回は、栄養たっぷりのズッキーニとかぼちゃを使ったおみそ汁です。ズッキーニは洋風なイメージですが、実は和食にもアレンジ可能。かぼちゃとは親戚同士なので、とてもお味の相性がよいのです。炭水化物の好きな方、体力が落ち気味の方、ぜひ夏野菜パワーで体内バランスを整えて、活発な毎日をお過ごしください。

実は「ウリ科かぼちゃ属」の仲間です

お料理のお好きな方はご存知かもしれませんが、ズッキーニとかぼちゃは「ウリ科かぼちゃ属」の親戚同士。お味も形も異なりますが、花の形はよく似ています。今回はこの親戚コンビをおみそ汁に仕立ててみました。栄養バランスが良く、色合いもきれいなので食卓が華やぎます。いつもの定番おみそ汁から目先を変えたいときに、ぜひお試しいただきたい組み合わせです。

ズッキーニはアメリカ~メキシコ原産

ズッキーニの原産地は、北米からメキシコにかけての地域。16世紀にヨーロッパに渡り、栽培が盛んになりました。日本へは1980年ごろアメリカから輸入されて広まりました。国内での産地は宮崎県と長野県が代表的。国内全体の6割以上を、この2つの県で占めています。収穫の旬は6月から8月。夏の太陽をいっぱい浴びて、美味しく熟します。

ズッキーニにはたくさんの種類があり、日本でよく見かけるきゅうりによく似た形の物や、黄色いもの、コロンと丸い形のズッキーニもあります。かぼちゃの仲間ではありますが、β-カロテンの量が少ないため、単色野菜に分類されます。ただし、単色野菜の中ではβ-カロテンが多いため、積極的に摂りたい野菜です。

夏のお助け成分「カリウム」が豊富

ズッキーニは夏の健康維持に欠かせない「カリウム」が豊富なのも嬉しいところ。ナトリウム(塩)を排泄するはたらきで、高血圧やむくみでお悩みの方、足がつりやすい方にもパワーを発揮します。さらに、ビタミンKやビタミンC、カリウム、カルシウムなどが含まれており、女性の美容にも強い味方。また、でんぷんが少なくカロリーが低いため、ダイエット中の方にもおすすめです。

かぼちゃは実は夏野菜

日本では冬至にかぼちゃを食べる習慣があるため、冬の野菜だと思われていますが、実はかぼちゃの収穫期は夏。それを45日~2カ月ほど追熟させて甘みを増幅させたものが秋口から出回ります。このため、本来は夏野菜でありながら冬の食材として認識されているのです。

昨今では一年中スーパーなどで見かけるかぼちゃですが、春から夏にかけては季節が日本と反対のニュージーランド産のものが店頭に並ぶことが多くなりました。日本の品種を現地で育てているため味や品質に遜色がなく、いつでも美味しいかぼちゃを食べられます。国内産に関しては、大きなシェアを占める鹿児島県や宮崎県などで、春に収穫した早生かぼちゃの追熟が終わる夏から、全国へ向けて新物の出荷が始まります。

豊富なβ-カロテンを含む健康野菜

かぼちゃは世界中で食されており、様々な品種があります。スーパーで出回っている西洋種のかぼちゃの他、日本固有の品種である菊カボチャ、黒皮かぼちゃ、鹿ケ谷かぼちゃなどがあり、甘みやホクホク感に個性があります。

栄養価としてはβ-カロテンが特に豊富に含まれており、体内で必要な分だけビタミンAに変換されることで、皮膚や粘膜を健康に保ちます。また、抗酸化作用および免疫賦活作用なども注目の的。ビタミンと食物繊維が豊富で、美肌や便秘にもはたらく女性の味方です。

「ズッキーニとかぼちゃのおみそ汁」レシピ

かぼちゃの煮崩れに注意して

それぞれ火の通る時間が違う野菜を組み合わせるときは、切り方と加熱時間に注意します。かぼちゃは皮が煮えにくく、実が煮くずれしやすいので、うっかり煮すぎると溶けてしまいます。薄切りにしてさっと火を通し、見た目をきれいに仕上げましょう。

手順

1.かぼちゃは薄くスライスします

丸ごとのかぼちゃは半分に切り分け、わたをスプーンでこそぎ取ります。さらに半分を4つに切り分け(8等分)、2~3ミリ程度の厚さにスライスします。

2.ズッキーニは半月に切ります

ズッキーニは縦半分に切り、さらに半月に切ります。縦に切りにくい場合は、最初に横半分に切ってから縦割りにするとうまくいきます。厚みはかぼちゃよりやや厚めで。

3.野菜を入れるタイミングに注意

鍋に出汁を入れ、火にかけます。ゆるく沸騰してきたら、まずかぼちゃを入れて1分ほど加熱します。その後、ズッキーニを入れてさらに1分ほど煮たら火を止め、味噌を溶きいれます。最後に再加熱し、沸騰の直前で火を止めて出来上がりです。

ズッキーニの加熱の目安としては、種の周囲が透き通ってきたら火からおろす合図です。あまり煮過ぎると食感が悪くなりますので、下の写真の状態になったらすぐ火をとめます。

4.素朴な麦の麹味噌であっさりと

合わせたお味噌は、麦の麹味噌。かぼちゃから甘みが出るので、あっさりとした風味の物が合います。もっと甘みを抑えたい場合は、仕上げに醤油をひとたらしすると、ぐっと締まった味わいに。

出来上がり。かぼちゃが非常に崩れやすいので、煮えた後はあまりお玉でかき回さないようにしましょう。すりごまをパラパラとかけても、香ばしくて美味しいですよ。

今回のまとめ

「ズッキーニはイタリアンでしか食べたことがない」という方も多いのでは?最近よく出回る西洋野菜も、工夫すればおみそ汁の具材としてマッチします。また、今回かぼちゃはスライスで使用しましたが、千切りにしても美味しくいただけます。ぜひ様々なアレンジで、おみそ汁ライフをお楽しみください。

ズッキーニの栄養と効能:旬の野菜百科 - フーズリンク
https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/zucchini3.htm

カボチャ(南瓜/かぼちゃ)の栄養価と効能:旬の野菜百科 - フーズリンク
https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/pumpkin3.htm

【レポート】ニュージーランド産のかぼちゃについて~生産、輸入の動向
http://www.alic.go.jp/koho/kikaku03_001106.html

この記事のライター

料理記者を経て、飲食店経営や化粧品会社のマーケティングの経験をもつ。
根っからのごはん党です。趣味は世界の美味しいものを食べ歩くこと。
飲食店経営者として厨房に立っていた経験から、レシピ開発のお仕事もさせてい
ただいています。

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