【ご馳走!おみそ汁レシピ第9回】すっきり爽快、オクラと生姜のおみそ汁

【ご馳走!おみそ汁レシピ第9回】すっきり爽快、オクラと生姜のおみそ汁

この時期は、暑さと湿度で食欲が落ちたり、エアコンで体が冷えている方が多いと思います。そんな方にぜひ食べていただきたいのが、栄養豊富な夏野菜「オクラ」と、冷えを防いで食欲を増進する「生姜」のおみそ汁。さっぱり風味で、ごはん(炭水化物)の消化を促します。


すっきり爽快なおみそ汁で夏バテ知らず!

「ごちそう!おみそ汁レシピ」第九回は、夏野菜の代表格「オクラ」と、すっきりした風味の「生姜」を使ったおみそ汁です。美味しいだけでなく、体調を整える効果もバツグン。食欲不振、肌荒れ、むくみ、冷えなど、夏のトラブルを解消してくれる健康&美容食。ぜひ毎日の食事に取り入れて、夏バテ知らずの元気な体を作りましょう。

オクラの原産地はアフリカ

オクラの原産地はアフリカ北東部。オクラという名称を日本語として認識している方も多いと思いますが、実は英語の「Okra」であり、和名では「アメリカネリ」または「陸蓮根(オカレンコン)」と言います。日本の店頭でおなじみの角オクラと、やや大ぶりな丸オクラがあり、どちらもやわらかな若い実を食用にします。
日本へやってきたのは幕末ですが、一般に食されるようになったのは1970年頃から。比較的わが国では歴史の浅い野菜と言えます。

オクラの選び方と保存法

オクラは成長すると実が固くなり食感が落ちますので、なるべく小ぶりなものを選びましょう。全体にびっしりと産毛が生えているのが鮮度の証です。また、ヘタが変色していないか、みずみずしくハリのあるかどうかもチェックしましょう。
保存するときは温度と乾燥に気をつけて。オクラは暑い国原産の夏野菜なので、冷気に弱い特徴があります。寒い季節は紙で包んで室温で保存、夏場は紙で包んだ上から、ポリ袋に入れて野菜室で保存しましょう。

栄養が凝縮された緑黄色野菜

オクラの独特なぬめりは、ガラクタン、アラバン、ペクチンなどの食物繊維によるもの。便秘を解消して腸内バランスを整えるはたらきがあり、大腸がんの予防にも役立つ成分です。
栄養素としては、豊富なβカロテンが挙げられます。βカロテンは体内でビタミンAに変換され、粘膜や皮膚、視力、呼吸器系を健康に保つはたらきがあります。また、塩分を排出してむくみを取るカリウムや、骨の形成に欠かせないカルシウムも豊富で、毎日の食卓に加えることで、栄養バランスに貢献できる優秀な緑黄色野菜です。

生薬としても用いられる生姜の効能

生姜は薬味として料理に風味を加えるだけでなく、昔から生薬として扱われるほど、体に良い成分が詰まっています。独特のピリッとした辛味が、その成分の正体。生姜には3種類の辛味成分があり、それぞれ違うはたらきをします。

ジンゲロール

生の生姜に多く含まれ、殺菌、免疫の活性化、内分泌促進、抗炎症、血行促進による冷え改善など、様々なはたらきがあります。ただし酸化に弱く、空気に触れると3分ほどで効果が減少すると言われています。切りたて、おろしたてを食卓に出すようにしましょう。

ショウガオール

生姜を乾燥させたり、加熱した時に生産される成分です。血行を促進して冷えを解消する効果が高く、殺菌作用、ガン細胞の抑制、活性酸素除去など、様々な効能があります。夏場のエアコンで体が冷えやすい方には、積極的に摂取して欲しい成分です。

ジンゲロン

こちらもショウガオール同様、乾燥や加熱によって生成される成分です。血行促進効果や血圧を安定化させるはたらきがあるほか、新陳代謝がアップするため、脂肪燃焼を促し、ダイエットのサポートにも役立ちます。

「オクラと生姜のおみそ汁」レシピ

手順

1.オクラの産毛を取ります

オクラは水洗いした後、塩をつけた手のひらで転がすようにこすって産毛を取っておきます。こうすることで、口あたりがよくなります。

2.固い部分を取り除きます

ヘタを落として肩口にある固い部分をぐるりと取り除きます。
この部分は固いので、お浸しや天ぷらなどにするときも、処理した方が食べやすくなります。

3.斜め切りで見栄えよく

オクラを食べやすい大きさにカットします。輪切りでも構いませんが、やや斜めに角度をつけて切ることで、汁に浮かんだとき星形がランダムに見えて見栄えがよくなります。

4.生姜の皮はスプーンで

生姜は金属のスプーンで皮をこすって剥くと、包丁で剥くより無駄がありません。プラスチックのカードやバターナイフでも応用できます。

5.「針生姜」を作ります

薄切りにした生姜を平たくまな板に並べ、なるべく細かい千切り(針生姜)にします。その後、さっと水にさらしてキッチンペーパーで水気を切っておきます。

6.煮る時間は約1分

お出汁を火にかけ、沸騰してきたらオクラを入れます。煮る時間は約1分程度。煮すぎると食感が悪くなるので、さっと火が通る程度で大丈夫です。火を止めて味噌を溶きいれたら、再び火にかけひと煮立ちしたら出来上がり。生姜はおみそ汁をお椀に盛った後で盛りつけます。

今回使用した味噌は、合わせ八丁。渋すぎず、コクのあるやや甘めの八丁味噌です。生姜との相性がよく、さっぱりとした後味です。

出来上がり。生姜のお好きな方なら、もっとたっぷり入れてもよいでしょう。辛みの苦手な方なら、生姜も一緒に煮てしまうとマイルドになります。

今回のまとめ

薬膳には必ずと言ってよいほど用いられる生姜。おみそ汁の薬味としては一般的ではありませんが、実はとってもよく合います。ぜひ旬のオクラと合わせて、栄養価の高いおみそ汁をお試しください。

冷え、むくみ、便秘、ダイエット…女性のお悩みを一挙に解消してくれるので、美容食としてもおすすめの一品です。

野菜ナビ
https://www.yasainavi.com/zukan/okra.htm

オクラに含まれる栄養成分と効用
https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/okura4.htm

食べる万能薬?しょうがの栄養と効能について
https://www.olive-hitomawashi.com/column/2017/04/post-92.html

生姜の成分 - 生姜の副作用と効果・効能
https://shouga.kenkatu.com/category1/entry2.html

この記事のライター

料理記者を経て、飲食店経営や化粧品会社のマーケティングの経験をもつ。
根っからのごはん党です。趣味は世界の美味しいものを食べ歩くこと。
飲食店経営者として厨房に立っていた経験から、レシピ開発のお仕事もさせてい
ただいています。

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