【ご馳走!おみそ汁レシピ第4回】「春キャベツ」とベーコンの洋風おみそ汁

【ご馳走!おみそ汁レシピ第4回】「春キャベツ」とベーコンの洋風おみそ汁

この時期美味しい「春キャベツ」。葉がやわらかく甘みがあるので、サラダにする方が多いと思いますが、実はおみそとの相性も抜群。今回はベーコンを加えて、ちょっとボリューム感のある洋風のおみそ汁に仕立てました。ぜひ旬のキャベツで作ってみてください。


旬の春キャベツのおみそ汁を洋風にアレンジ

「ごちそう!おみそ汁レシピ」第四回は、旬まっさかりの「春キャベツ」を使った変わりおみそ汁。
あまり聞かないベーコンとの組み合わせですが、豚汁に近い感覚でスモーキーな風味が食欲をそそります。キャベツはでんぷんの消化をサポートするため、ごはんが好きな方には積極的に摂っていただきたいお野菜です。たっぷり具だくさんに仕上げれば、栄養面も申し分なし!

春キャベツと冬キャベツの違い

春キャベツは秋に種をまき、3月から5月ごろに収穫されます。栄養面では冬のキャベツと変わりませんが、その形に大きな違いがあります。冬キャベツが平たくしっかり密度が高いのに対し、春キャベツはボールのように丸い形で、ゆるく巻いています。また、葉の繊維も冬キャベツよりやわらかいので、生食に向いていると言われます。

おみそ汁にするときは、やわらかい葉がしんなりしすぎないよう、さっと加熱するのがポイント。キャベツは外の葉ほど固くなるため、もし春キャベツを1玉買ったら、内側はサラダにして、外側をおみそ汁など加熱調理に用いるとよいでしょう。

胃を保護する「キャベジン」が豊富

キャベツの栄養成分の中で、注目したいのが「ビタミンU」。別名「キャベジン」とも呼ばれる成分で、その名が胃腸薬の名前にもなっているほど。胃酸の分泌を抑えて潰瘍を防ぐ効能があり、肝機能も高めてくれます。

また、大根に多く含まれる消化酵素「ジアスターゼ」はでんぷんを分解するはたらきがありますが、こちらもキャベツには豊富に含まれるため、おみそ汁でごはんと一緒に摂ると、栄養の吸収がぐーんと高まります。

この他、抗酸化にはたらくビタミンCや、骨の形成に欠かせないビタミンKなど、栄養満点のキャベツ。ぜひお料理のレパートリーを増やして、ご家族みなさんで美味しくお召し上がりください。

「春キャベツとベーコンの洋風おみそ汁」レシピ

さっと火を通すのが最大のポイント

さあ、おみそ汁のレシピです。きれいな若草色を保つため、くれぐれも火の通しすぎに注意してください。なお、和風のお出汁のかわりに鶏がらスープを使えば、洋風みそスープに。外国のサンドイッチ店などでよく見かける、新・和食メニューです。

手順

1.手でひと口大にちぎります

キャベツは包丁で切らずに手でちぎる方が、見栄えも食感もよくなります。春キャベツの芯は細くてやわらかいので、そのまま一緒に煮ても口当たりに影響しませんが、気になる場合は取り除いてください。

2.ベーコンは少量を細切りに

次にベーコンを切ります。少量でも風味が出ますので、2人で1/2枚程度を目安に細切りにします。あまり油の多いベーコンよりも、あっさりしたものの方がおみそ汁には適しています。

3.キャベツをさっと煮て最後にベーコン

お出汁を火にかけ、沸騰してきたらキャベツを加えてさっと火を通します。しんなりする程度でベーコンを加え、軽く混ぜたら火を止めてください。

4.お味噌は甘みと香りのバランスを考えて

火を止めたままお味噌を溶きいれます。今回は甘くてマイルドな「西京味噌」7に対し、コクと渋みのある「合わせ八丁味噌」を3の割合でブレンドしました。個性の違う数種類のお味噌をストックしておけば、素材に合わせてブレンドできるので味の幅が広がりますよ。

なお、ベーコンなど塩分を含んだ具材を使用する場合は、味噌の分量をやや少なめに調整してください。

5.ひと煮立ちしたら出来上がり

最後にもう一度お鍋を火にかけ、沸騰直前で止めます。お味噌はぐらぐら煮立てると味が落ちるのですが、溶いたままで加熱しないと香りが出ません。ここらの「加減」は、作る回数が増えてくると身につくテクニックです。

今回のまとめ

ふんわりやわらかな甘みのおみそ汁。このままでも美味しいですが、ちょっと大人の味にしたい方は、七味唐辛子を振ってもよいでしょう。なお、ベーコンはにんじんや玉ねぎとも相性がよいので、ご家庭で組み合わせを工夫して洋風おみそ汁を創作してみてはいかがでしょう。

ビタミンU
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
https://kotobank.jp/word/%E3%83%93%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3U-120041

春キャベツと冬キャベツ
https://www.seikatu-cb.com/hozomiwa/cabbti.html

この記事のライター

料理記者を経て、飲食店経営や化粧品会社のマーケティングの経験をもつ。
根っからのごはん党です。趣味は世界の美味しいものを食べ歩くこと。
飲食店経営者として厨房に立っていた経験から、レシピ開発のお仕事もさせてい
ただいています。

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