日本のごはん神事まとめ

日本のごはん神事まとめ

日本人が古来から食べ続けてきたお米は、まさに生きるための糧として大切にされてきました。 豊作を祈り、お米が食べられることに感謝する様々な儀式や風習などが全国各地で神事として営まれています。その代表的なものをまとめました。


祈年祭(きねんさい)

祈年祭は五穀豊穣を祈るお祭りで、毎年2月17日に行われます。神社で最も重要なお祭りのひとつ。愛知県の熱田神宮では毎年3月に催されています。

熱田神宮では、本宮、別宮をはじめ、全ての摂社末社で一年の五穀豊穣を祈願する祈年祭が執り行われます。この春の祈年祭と秋の新嘗祭は、古くから特に稲作に関わるお祭りとして全国の神社で斎行されています。

祈年祭(きねんさい)
開催日:3月17日
場所:熱田神宮

写真提供:熱田神宮

播種祭(はしゅさい)

播種祭(はしゅさい)は、神饌田(しんせんでん)に籾種を播く神事です。京都の伏見稲荷大社では、毎年4月12日に水口播種祭が行われます。籾種がまかれる時は、神楽女による『水口播種祭歌』が奏されます。

水口播種祭歌
阿戸(あと)まつり 阿戸まつり
阿奈(あな)しづけさや 斎種(ゆだね)をおろす みずのおと
御代(みよ)平穏(おだい) 御代平穏 天(あめ)の下(した)平穏(おだい)

水口播種祭(みなくちはしゅさい)
祭典日:毎年4月12日
場所:伏見稲荷大社

御田植祭(おたうえまつり)

御田植祭(おたうえまつり)は、毎年4月初旬に寺社や皇室の領田で行われる行事です。千葉県香取神社では、一日目は耕田式、二日目は田植式が「田植え歌」を唄いながら行われています。

その年の五穀豊穣を祈る御田植祭は通称「かとりまち」ともいわれ、大阪住吉大社・三重伊勢神宮とならび日本三大御田植祭の一つに数えられる。

御田植祭(おたうえまつり)
開催日:例年4月第1土曜日と翌日の日曜日
※土曜日は耕田式、日曜日は田植式で、午年は日曜日のみ開催
会場:香取神宮

雨乞い祭(あまごいまつり)

雨乞い祭は、7月から8月に行われる雨の恵みを祈るお祭りです。埼玉県鶴ヶ島市脚折地区では、古くから伝わる「脚折雨乞(すねおりあまごい)」が行われています。巨大な龍神を300人の男たちが担いで練り歩きます。

脚折雨乞は国選択無形民俗文化財、市指定無形文化財に指定される江戸時代から継承されてきた行事です。脚折雨乞の特徴は、長さ36メートル、重さ3トンもある「龍蛇(りゅうだ)」を作って雨乞いを行うことです。

脚折雨乞(すねおりあまごい)
開催日:8月(4年に1度)
場所:埼玉県鶴ヶ島市脚折地区

抜穂祭(ぬいぼさい)

抜穂祭(ぬいぼさい)は、大切に育てた稲穂を刈り取る神々に感謝するお祭りです。毎年9月から10月の間に全国の神社で開催されている重要な神事のひとつ。福岡県の大宰府天満宮では「斎田抜穂祭」という名称で10月中旬に行われています。

斎田抜穂祭(さいでんぬいぼさい)
開催日:毎年10月中旬
場所:太宰府天満宮

5月1日の播種祭、6月中旬の御田植祭より斎田で大切に育てられてきた稲穂を刈り取り、神々に収穫を感謝する神事です。収穫されたお米は、11月23日に御本殿で斎行される「新嘗祭」にて最初にお供えされます。

新嘗祭(にいなめさい)

新嘗祭(にいなめさい・しんじょうさい)は、毎年11月23日に全国の神社で行われる宮中祭祀のひとつ。収穫された新穀を神に奉り、その恵みに感謝し、国家安泰、国民の繁栄をお祈りする重要なお祭りです。東京の神田明神でも毎年行われています。

新嘗祭とは年毎の11月、宮中及び全国の神社で行われる神事。豊作を祈願する祈年祭(春大祭)に対し、収穫を感謝し最初にとれた初穂を神前に奉納する古来よりの神事です。

新嘗祭
開催日:毎年11月23日前後
場所:神田明神

相撲

日本の国技である相撲も豊作を祈るための儀式でした。土俵入りなどの際の「四股(しこ)」を踏む動作は、大地を踏むことで厄や害虫などによる災いを追い払い、豊作をもたらす田の神の力が消えないようにするという意味があったそうです。

相撲は神事としての性格が不可分である。 祭の際には、天下泰平・子孫繁栄・五穀豊穣・大漁等を願い、相撲を行なう神社も多い。そこでは、占いとしての意味も持つ場合もあり、二者のどちらが勝つかにより、五穀豊穣や豊漁を占う。そのため、勝負の多くは1勝1敗で決着するようになっている。

この記事のライター

世田谷区在住のWEBクリエイターです。
出産を機にご飯のおいしさに目覚め、正月を除く364日朝はごはんと味噌汁です。

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