【ごはん歳時記 10月】手間はかかるが秋の味覚、栗ごはん。

【ごはん歳時記 10月】手間はかかるが秋の味覚、栗ごはん。

10月はみのりの秋、真っ盛り。お米は新米。山には栗やキノコがいっぱい。 旬の食材を使っての炊き込みごはんが、食欲の秋をますます盛り上げてくれます。なかでも、大きな栗の入った栗ごはん、おいしいですよね。


ごはん歳時記

日本は四季の国。
春夏秋冬の移ろいが、暮らしに、風習に、食べ物に、
四季折々の彩りを添えてきました。
食いしん坊の人にとっては
暮らしの中で一番ビビッドに感じられる四季は
旬の食べ物かもしれませんね。
四季と食べ物を巡るエピソードで
人とごはんのつながりを辿る「ごはん歳時記」
さて今月は「栗ごはん」です。

縁起物だった栗ごはん

秋は収穫の季節。
作物の豊かな実りに感謝して、秋祭りが行われたりします。

古くは旧暦9月9日が「重陽の節句」と呼ばれ、旬の食材を使ったお料理で健康長寿を祈っていました。上流階級では日本酒に菊の花びらを浮かべた「菊酒」を飲んで祝う風習もありましたが、庶民の間では手に入りやすい栗を、収穫したばかりの新米と炊いた栗ごはんに、収穫への感謝と健康への祈りを込めたようです。
ちなみに今年(2018年)の重陽の節句は10月17日に当たります。

栗は手に入りやすかった?

「桃栗三年、柿八年」と言いますが、桃は実るまで摘果したり袋を被せたり、手間がかかります。
柿は実を付けても渋柿だったりします。それに比べると、栗は比較的簡単に収穫できる木の実です。

筆者が小さいころ祖父の家の裏庭には栗の木が数本生えており、秋には火ばさみで栗の実を拾った記憶があります。特に手入れをしなくても大きな栗がなっており、祖母が蒸してくれた栗を一生懸命剥いて食べていました。今でも公園などにも栗の木が植えられているのをよく見ますが、栗は誰でも手に入る秋の実りだったから、栗ごはんも広まったのでしょう。

「栗ごはん」と「栗おこわ」の違い。

ご存じでしょうが、「栗ごはん」というのは白米ともち米を混ぜたものに栗の実を入れて炊き上げたごはん。もち米を混ぜる分量で出来上がりのもちもち感に差が出ます。
「栗おこわ」はもち米に栗を入れて蒸しあげたもの。冷めてももち米のふっくら感が残ります。蒸し器で蒸すのが本来の作り方ですが、最近の炊飯器には「おこわモード」が付いていることもあるので、簡単に作れるようになりました。
同じ栗と米でも、白米メインともち米100%では、違う食感が楽しめます。

栗の皮むきには、コツがある。

手作りの栗ごはんにトライする時に一番面倒なのは、栗の皮むきでしょう。
栗は外側の厚い鬼皮と、実に張りついた薄い渋皮と、二重の皮に包まれています。
まずはぬるま湯に15分ぐらい栗を浸けておきましょう。
少し鬼皮が軟らかくなったら、栗のお尻の部分、つまりざらざらした皮の部分を包丁で切り落とします。少し実を捨てることになりますが、渋皮をむく時の手間を考えてあきらめましょう。
残った部分の鬼皮は手で簡単にむけるはずです。あとは包丁かナイフで渋皮を丁寧にむきましょう。くれぐれも手を切らないようにご用心。
一度に鬼皮と渋皮をむこうとしても、うまくいきません。
でも手間を惜しまず、丁寧に皮をむいた栗で作る栗ごはんは、きっとおいしいですよ。ぜひトライしてください。

お手軽に日本各地の栗ごはんを食べ比べするなら...

イチから作るのは案外手間がかかる栗ごはんですが、石井食品株式会社の「日本の栗ごはん」(期間限定)は、お米を炊くときに具材と調味液を入れるだけで、日本各地の地域ごとの味を再現した美味しい栗ごはんが気軽に楽しめます。
自社製造過程で食品添加物を使用しない無添加調理で、自然の恵みが最大限に活かされているのが嬉しいポイント。今年採れた栗は、一つ一つ従業員たちが手で丁寧にむいています。

千葉県成田市の栗/茨城県笠間市の栗/埼玉県日高市の栗/京都府京丹波町の栗/岐阜県山県市の栗/熊本県やまえ村の栗がラインナップしています。




今年採れた“日本各地の栗”を使った「栗ごはんの素」が期間限定発売!

http://gohan.life/articles/263

無添加調理で商品づくりを進めている石井食品株式会社が、秋の味覚の代表格である“栗”に着目。今年採れた日本各地の栗を使って地域ごとの味を再現した「栗ごはんの素」を2018年9月20日(木) より期間限定で発売します。

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